Wednesday, May 23, 2007

当サイトのウェブにおける大先輩でもあるIsophonic Laboratoryさんから非常にすばらしいレビューを頂きました。
Otophonic Gadgets 2007は複数年にわたる録音の集大成といった意味合いもあるのですが、こちらの意図すること、反省点、気をつけた点などあらゆるポイントをすべて把握して頂き、作成したものとしてこれ以上ない幸せを感じています。

今年はIsophonic Laboratoryさんの新作が企画されているとのことで、いちリスナーとして非常に楽しみです。いったいどのような音の世界が聞けるのかと思いつつ、こちらも一所懸命ネタ集めに奔走しなければと思いを新たにさせて頂きました。

友人のコンサートに関してはポストプロセスの上CDも完成し、本日引き渡しを行いました。許可が出ればジャケットなどをウェブサイトで公開できるかもしれません。

Monday, May 14, 2007

友人のコンサートを立体録音してきました。
前回の録音時はホールの特性、録音時のレベル設定、ソフトウェアのバージョン(1.99.236)などの問題で充分な立体感が得られなかったという苦い経験が残ったため、今回はそのときの反省点をすべて改良して臨みました。
結果は上々。なかなか普通聴くことの出来ない、ホールの雰囲気そのままの録音となりました。
プライベートなものだからお聴かせできないのが残念です。

Wednesday, May 09, 2007

ここしばらくなぜかヨーロッパの方が多く訪れてくださるようになっています。
いったいどうやってこのサイトを知ったのか不思議だったんですが、考えてみればYouTubeにデモをアップしていたわけで、そこに書かれていたURLでジャンプしてくださったようです。
ありがたいことですが、英語ですら用意できていないこのサイトで多国語対応なんていったいどれほど先になるんでしょうか…。

Saturday, May 05, 2007

Isophonic Laboratory様と相互リンクをさせて頂きました。
ここに書くまでもなく、isophonicといえば日本における立体音響の雄。holophonicsの謎を解き明かしたウィザードのサイトです。そのようなすばらしいサイトに身に余るお褒めの言葉を頂き感無量です。
まだ万一訪れたことがないという方がいらしたら、是非ジャンプすることをお勧めします。大自然のホロフォニクスとでもいうべきすばらしい立体音響を始め、美しい写真や詳しい理論紹介など盛りだくさんです。
個人的には猫の悪さが非常に非常に気になっています。
なお、ご紹介頂いた際にisophonic様も書かれていたことなのですが、実際mp3でデモを作成した場合、一番困るのは高域がだいぶスポイルされてしまうことなのです。そこで極力音質を上げようと160kbpsなどで作成すると、今度はブラウザでの再生に支障を来します。したがって、音の分離や定位などをある程度以上あきらめて、とにかく雰囲気だけでも味わって頂きたく公開しているというのが現状です。
isophonicデモも非常に気を遣って作成されていつつも、全く同様の問題を持つのはmp3である以上仕方なく、やはり超高域は見事に落とされているのです。
実際私はIsophonic Laboratory様制作のCDを複数枚所持しているのですが、どれもウェブで聴くとは大違いと言っていいほど透明で奥深い音場を再生します。
isophonicはmp3で聴いても美しいですが、やはりCDで真価を味わって頂くべきだと一ユーザーとして思います。

Thursday, May 03, 2007

せっかくすばらしい音が録音できるチャンスだったのですが、本日は体調を崩してしまい行くことができませんでした。残念極まりありません。
次回のチャンスを待ちたいと思います。

Tuesday, May 01, 2007

ここ数日、圧縮率を上げてはアップロードし、モノラルに変換されているのを確認しては削除し、また圧縮率を上げてはアップロードしを繰り返しています。少々疲れました。
YouTubeはアップロード時、「ステレオであることを優先して映像の質を落とすか?」というチェックボックスを是非つけるべきだと思います。私は間違いなくチェックを入れます。
というわけで、未だにYouTubeには新宿のデモが上げられずにいます。音質はMP3/128bps未満には落としたくないので、どうしてもここをこだわると画質を落として行かざるを得ません。
痛し痒しです。
しかしながら、ニコニコ動画に上げた方は意外に好評みたいで、たまに覗いてはコメントを読むのが楽しみになっています。
あちらにコメントしたくなる気持ちをぐっとこらえてこちらに書きますが、「音が前で聞こえない」という書き込みを見ました。実は、前に音が回ってこないというのはよくあることです。前方定位というのは方式を問わず昔からいろいろと試行錯誤が行われてきたという歴史もあります。
有名なホロフォニクスに於いてすら、前方定位は完全なものではありません。こと日本人などのアジア人では前方の音が認識できなくなるケースが多かったと聞いています(自動車やロケットカーが通過する時などに顕著)。
理由の一つは頭部形状にあります。人間が音を認識する際、バイノーラルでも言われている通り、頭部形状を音声加工用のフィルタとして用いています。これが前方の音になると、音波が耳介に到達するまでの頭部形状が左右対象形になるために、ほぼ同じ加工が行われるため、音が前方で鳴っているのか頭内で鳴っているのかが区別しづらくなるという現象が起こります。
これを補うために人間は視覚を補助に用い、前方に見えているものと前方で鳴っているかもしれない音声を結びつけ、前方定位を行っている傾向があります。
無論それは一面的な見方で、otophonicsでもこれとは異なる方向(音波干渉の利用)で前方定位を学習によって意識しやすくなるような加工を施しています。
いずれにしても、頭部や耳介の形状が録音に用いているユニットと大きく異なる場合、脳がこちらのユニットの頭部形状を把握するまでは定位が曖昧になることは充分に考えられることです。
従って、otophonicsCDであれば解説を読みながらイメージすることで。また動画デモであれば動画を注意深く見ながら前方の映像と音を結びつけるようにイメージすることで、比較的速く学習を行うことができ、脳のモードを切り替えやすくすることができます。
興味のある方はぜひお試しください。

なお、ウェブ経由ではデモできないのが残念ですが、Experience Equalizerによる動画を見れば、それは映像が立体になっていますので、より速く的確に定位の把握ができます。