Sunday, April 29, 2007

例によってニコニコ動画に新宿のデモをアップロードしました。
本当はYouTubeにもアップロードしたのですが、音声がモノラルに変換されてしまっていましたので削除しました。
海よりも都市の方が普段の生活圏に近い人にとっては、前回のデモよりもより立体の把握がしやすいでしょう。

Friday, April 27, 2007

ゴールデンウィークだというのに日常生活に忙殺される日々が続いています。
本来ならこういったチャンスを逃さず、ちゃんと研究や開発に邁進するのが正しい姿なのでしょうけれど、まとまった時間が取れないのはつらいものです。
さて、新しい動画デモをアップロードしました。場所はここです。ところで、本来は音声技術からスタートしたotophonicsがなぜ動画デモもアップロードしているのかというと、音声で聴いたときおもしろい音ばかりだとは必ずしも言えないからです。
たとえば今回の都庁周辺も、動画をなくして聴いてみればさっぱり何がおもしろいのか分からない音声になります。
せいぜい近くを人が通っていく音、左の視界の外から後方に走り去るバイクの音、前後に行き違う自転車程度のもので、そこが新宿の都庁前であることを示すようなものは何もありません。
これに象徴されるように、単に同じ技術を用いた立体音響のコンテンツであっても、音そのものを楽しむためのコンテンツ(サウンドスケープ)と、まだ不完全ながらもある場所にいることを疑似体験するためのコンテンツ(エクスペリメントイコライズ)は、明確に録られるべき音も目的も異なっています。
エクスペリメントイコライズのための技術はまだまだ開発中で、しかも本来再生のために専用のハードウェアを用いなければならないため、ネット経由で公開できるのはあくまでも雰囲気の極々一端を体験して頂ける程度の非常に不完全なデモということになります。
それでも、サウンドスケープとは明確に異なる方向性を感じて頂けるのではないでしょうか。
ちなみに、先日も書いた内容と重複する部分がありますが、この程度の動画からでも臨場感を感じる方法はあります。それは「できるだけ大きな画面で、片目で、音像と画像ができるだけ一致する、できるだけ近くから視聴」するというものです。
ピントの合うぎりぎりまで近づくことで、視野の大部分を動画が占めることになります。また、片目で見ることで立体感がスポイルされて脳のモードが切り替わるのも先日書いたとおりです。
他にもあるのですが、これに関してはコンテンツができ次第また書こうと思います。

Tuesday, April 24, 2007

なかなか時間が取れなかったため時間がかかってしまいましたが、ようやく試聴用の音声ファイルの編集が終わりました。
Otophonic Gadgets 2007の詳細ページからお聴き頂けます。
まずはこちらからCD頒布のページに飛んで頂き、Otophonic Gadgets 2007のジャケットをクリックし、画面を下にスクロールして頂きますとトラック一覧があります。
一覧中、トラック番号の後ろにある再生ボタンでご試聴頂けます。
試聴用に各トラックから約10秒を切り出しておりますが、Clair de lune(ドビュッシーの「月の光」)のみは30秒程度切り出してあります。

なお、再生にはインナーイヤフォンかヘッドフォンをお使い頂き、耳に負担のない範囲で極力大きなボリュームでお聴き頂くことをお勧めいたします。ただし、雷など非常に音圧の高い音もありますので、くれぐれも音量の上げすぎにはご用心ください。初めは小さな音でお聴き頂く方がよろしいかと思います。
ただ、Otophonicsはより自然で脳に負担のかからない音を目指しておりますので、干渉をいたずらに強調するような処理をしていない関係上、小音量では音の実在感や臨場感がスポイルされがちになりますので、安全な範囲内で音量はなるべく大きくしてお聴きください。

Monday, April 23, 2007

友人が一部のドキュメントを英訳してくれました。
ゆくゆくは日本語と英語のドキュメントを完全にを分けられたら理想ですが、現状は両者を混在した状態にしてメニューに配置しました。
動画デモは不完全なものです。
実際、想定しているのは立体動画で、これは交差法や平行法で無理矢理お見せすることはできるのですが、やはり負担が大きいためお勧めはできません。
そこで、動画部分に関しては通常のものを使用しています。
そんな動画の臨場感を増すためにお勧めなのが、片目で見るというものです。片目で見ると遠近感がスポイルされるため、脳は素早くモードを切り替え、動きを元にした遠近感の推測を強調するようになります。同時に、目に対する負担を考えないと行けないものの、ディスプレイに極力近づくことによって視界を広げます。この相乗効果で立体映像には及ばないものの、相当臨場感をあげることができるはずです。
ただし、疲れ目と三次元酔いにはくれぐれもご注意ください。

今日は新しいデモを一つアップし、同時にメニューからデモページへのリンクを張りました。

Friday, April 20, 2007

じつは一昨日の深夜、YouTubeにも動画デモを投稿していたのですが投稿後数時間たっても反映されなかったため、てっきり失敗したものだとばかり思っていたのですが、今朝確認してみたところ、どうも公開されていたらしく、すでにviewやratingが上がっていて驚きました。
YouTube侮れません。いったいいつの間に誰が検索するんでしょう。

なお、場所はここです。

ところで、前々から何か違和感はあったんですが、どうもサーバの時間が日本時間に合わせられていないようです。これを投稿したのは4月21日9:40AMごろなので、どの投稿も投稿日時より表示時間が約16時間ほど遅れているということになります。
早く直して欲しいものです。

Thursday, April 19, 2007

ニコニコ動画に動画デモを投稿してみました。
場所はこちらです。
otophonicsの行き着く究極の姿としてずっと研究しているシステムがあります。仮にExperience Equalizer(以下EE)と名付けられたそのシステムは、完全な立体視システムとotophonicsを組み合わせることにより、ある空間における視覚及び聴覚の体験を他者と共有することができるという、完成すれば究極のAV体験が可能なものです。
ただし、立体音響はスピーカーが二つあれば可能なのですが、視覚の方はそうも行きません。そこで、現在専用のハードウェアの研究を行っています。
今回環境音のデモンストレーション作成を行う際、PCでちょっとだけでもその雰囲気が味わえるようなデモが作成できないかなと思い立ち、ここ数日方法を検討していたのですが、ようやく現実的な落としどころに着地しました。
結果的に、EEシステムを取り付けたNASSU(otophonics収録に使用しているサウンドシステムです)の右目の視覚情報のみを取り出し、これをotophonicsと組み合わせて立体音響付き動画を作成しました。
動画はただでさえ試験中のシステムから作成している上に圧縮率の高いflvのため、荒い上に視野も狭いのですが、それでも雰囲気の一端は味わって頂けるのではと思います。
なお、この動画に限らないのですが、otophonicsは音圧を稼ぐような処理を行う通常のミックスダウンと異なり、すべての音量帯域を聴覚の音量帯域に合わせるようにしています。
また、小ボリュームでも効果が高く得られるようにするには単純にリファレンスサウンドの干渉を脳が行うよりも高く設定すればいいのですが、それでは聴き疲れがしやすく、また若干自然さが損なわれてしまいますので、otophonicsでは自然な干渉度に設定しています。
従って、視聴時には耳に無理のかからない範囲でなるべくボリュームを上げてお聴きくださいますと、最も高い効果を得ることができます。ただし、くれぐれも耳に負担のかからないようにお願いいたします。

デモの場所はこちらです。
まだメニューからはリンクを張っていないので、ブログを見て頂いた方限定です。

ところで、今までは訪問してくださる方の数をなるべく正確に把握したいのでhtaccessなどで直リンクを無効にする方向に持って行っていたのですが、ブラウザごとに降るまいが違ったりとちょっと気持ち悪いのでいったんやめにします。
でも、極力直リンクではなくhtmlにリンクを張ってください。よろしくお願いいたします。

Monday, April 16, 2007

友人がおもしろいプロジェクトを提案してきました。
まだ詳細は述べられないんですが、とてつもない行動力と実力を兼ね備えた人物なので、なんだか思ってもいないおもしろい方向に伸びそうな予感です。
立体音響周りの話ではあるので、いずれここでも述べていけたらと思います。

Sunday, April 15, 2007

ウェブサイトからこちらへのリンクは張ったんですが、デモの用意にはもう少し時間がかかるかもしれません。なかなか細かいことに時間をとられると作業時間がスポイルされてしまいます。
他にもいろいろと…。たとえば解除したhtaccessの代わりになるようなアクセス制御を構築しなければならないんですが、果たして時間が取れるかどうか…。

Saturday, April 14, 2007

みなさん申し訳ありません。
更新時のケアレスミスで、ここ数日サウンドデモが聴けない状態になってしまっていました。
正確には、InternetExprolerで音声が再生されず、Firefoxではピッチの高い音が再生されてしまっていました。
原因は二つあります。
一つは.htaccessの設定。サウンドデモを置いているディレクトリに、直リンクを防ぐためのhtaccessを新たに設置したのですが、これがFirefoxでは正しく認識でき、読み出しが行われるのに対し、IEでは一律読み出し禁止になってしまっていたため、IEでは再生そのものができない状態になってしまっておりました。
また、mp3のエンコーダとして、新たにlameを選択したのですが、この際ファイルのビットレートがflash製再生ボタンで対応していないものだったため、再生できる環境ではピッチが高くなってしまい、このためほとんど立体には聞こえなくなってしまっていました。
現在は修正済みですので、もし再生が不可能な期間に当たってしまっていらした方は、どうぞもう一度お聴きくださいますよう、平にお願い申し上げます。

なお、今回の不具合はCDをご購入頂いたお客様よりご指摘頂きました。

また、同氏よりCDに収録されているもので、風物などもデモに入れたらよいのではないかというご意見および、ウェブサイトからもこちらのブログにリンクを張るべきではないかとのご意見を頂きました。
確かに聴感を試験するためには環境音のデモも必須だと思われますので、なるべく早めに第二のデモを作成し、アップロードいたします。
また、リンクに関してもまさにご指摘の通りでしたので、なるべく早めにこちらにリンクを張るようにいたします。

立体音響好き様、どうもありがとうございました。

Friday, April 13, 2007

原因はよく分かりませんでしたが、google検索で再び引っかかるようになりました。一安心です。
サイト内容はいっさい変更していないので、もしかしたらただのクローラ(スパイダー)の巡回タイミングの問題だったのかもしれません。昔に比べてノードが飛躍的に増大したせいか、ボットの巡回頻度が以前ほどではない可能性があります。概算でサイト移転後から約一週間強という感じです。

さて、最近は再び音の収集に力を注いでいます。otophonicsプロセスはソフトウェアも使うのですが、これがまた重い重い。極力nが小さくなるようにプログラミングはしているのですが、やはり当研究所の貧弱なPC環境では1秒の波形を処理するのに最低3秒はかかっています。
というわけで、あまり音ばかり収集してしまうと、積ん読や積みモデラーと同じように、積み録さんになってしまう可能性が高いので、暇を見てプロセッシングもしないと行けないのですが、これがなかなか難しい。
CPUを100%使い切るため、他の作業ができないのです。
やはりいつか遠い将来には、プロセス用に分散処理用クラスタを構築しなければならないのでしょうか。

Thursday, April 12, 2007

べつにスパムというわけでもなく、ただ完全な立体音響を研究・提供しているだけのこのサイトなんですが、どうも移転に伴ってgoogleのインデックスから完全消滅してしまったらしいです。
otophonicsでも立体音響でも、もちろんホロフォニクスでもholophonicsでも、一件も引っかかりません…。
グーグルボットも召還してみたけど、数日たつのに進展なしです。
これが一部で云うところのグーグル八分というやつなのでしょうか
どうやったら引っかかるようになるんでしょう…

Monday, April 09, 2007

タイトルをわかりやすく変更しました。
最近は忙しくてあまり録音に出かけられないのがつらいですね。

Friday, April 06, 2007

ウェブサイトがオリジナルドメインに移行しました。
検索エンジンに反映されるまでは時間がかかると思いますので、よろしければ直接こちらにリンクしてください(以前の投稿のリンク先も修正済みです)。